6月28日(日)に、福島でひきこもり大学を開催しました。
ひきこもり当事者の社会参加を支える枠組み作り
ひきこもり大学 KHJ全国キャラバン2015
2010年度の内閣府による調査で「ひきこもり」は全国で推計70万人と発表され、有効な解決策も見いだせないまま長期化や高年齢化が懸念されています。
私たちKHJ家族会は、1999年の結成以来、外出できない当事者に代わり家族がつながることで当事者や家族の孤立を防ぐ努力を重ねてきましたが、ともすれば親としての思いが先に立ってしまい、当事者が望む支援とのズレが生じてしまうこともありました。
一方近年になって、様々な参加者が集まり対話する場「フューチャーセッション」や、ひきこもっていた人がその経験から得られた知恵などを講義する「ひきこもり大学」など、当事者が主体となる新しい動きが各地で生まれています。
この度、関西で当事者主体の活動をしているNPOの協力を得て、ひきこもり大学と対話の場を全国で開催します。家族が当事者や一般の方との対話をする中で、当事者の側に立った新しい支援を共に考えていきたいと思っています。ぜひご参加ください。
日時:6月28日(日)14:00~16:30(受付開始13:30~)
会場:福島市アクティブシニアセンター アオウゼ「AOZ」視聴覚室(福島市曽根田町1-18 MAXふくしま4階)
対象:若者の社会参加に関心がある方、ひきこもり当事者・経験者、家族、支援者など
定員:50名(申込不要)
参加費:一般 500円 ※当事者経験者は無料
内容
1限目:ひきこもり大学 生きづらさ学部発達障害学科
テーマ:生きづらさを生きる命題に!”生きる、生き抜く”
講師:大橋史信さん
プロフィール:1980年5月 東京文京区生まれ (35歳)。
自身のことを『いじめ、不登校、家族との確執、障害、ひきこもり』の五冠王と語る。
現在は、自身が軽度精神遅滞(軽度知的障碍)付 大人の発達障碍当事者として、今までの様々な社会体験を活かしながら、様々な困難、しんどさ、生きずらさを抱えた子ども・若者の教育・就労等のサポートをピアの視点で行っている。
〈主な活動〉・NPO法人 楽の会リーラ、・就労支援移行施設 ラルゴ神楽坂
進行:池上正樹(フリージャーナリスト)
2限目:参加者がグループに分かれての対話(見学席もご用意しています)
3限目:それぞれのグループからの発表と共有
主催:NPO法人全国引きこもりKHJ親の会(家族会連合会)
共催:KHJ福島「花ももの会」
協力:ひきこもりフューチャーセッション庵-IORI-
お問い合わせなどは、キャラバン専用メールアドレスinfo@khj-h.com
※都合により内容などが変更になる場合があります。