7月26日(日)に、神奈川でひきこもり大学を開催しました。
ひきこもり当事者の社会参加を支える枠組み作り
ひきこもり大学 KHJ全国キャラバン2015
2010年度の内閣府による調査で「ひきこもり」は全国で推計70万人と発表され、有効な解決策も見いだせないまま長期化や高年齢化が懸念されています。
私たちKHJ家族会は、1999年の結成以来、外出できない当事者に代わり家族がつながることで当事者や家族の孤立を防ぐ努力を重ねてきましたが、ともすれば親としての思いが先に立ってしまい、当事者が望む支援とのズレが生じてしまうこともありました。
一方近年になって、様々な参加者が集まり対話する場「フューチャーセッション」や、ひきこもっていた人がその経験から得られた知恵などを講義する「ひきこもり大学」など、当事者が主体となる新しい動きが各地で生まれています。
この度、関東で対話の場を開いているグループと、関西で当事者主体の活動をしているNPOの協力を得て、ひきこもり大学を全国で開催します。家族が 当事者や一般の方との対話をする中で、当事者の側に立った新しい支援を共に考えていきたいと思っています。ぜひご参加ください。
日時:7月26日(日)13:30~16:30(受付開始13:15)
会場:八洲学園大学(横浜駅東口徒歩10分、高島町駅徒歩1分)
対象者:若者の社会参加に関心がある方、ひきこもり当事者・経験者、家族、支援者など
定員:40名(申込不要、当日先着順)
資料代:1000円(当事者は500円)
司会進行:池上正樹(ジャーナリスト)
内容
テーマ:ひきこもりQOL~ひきこもり生活を楽に!楽しく!~
1限目:ひきこもり大学生活学部
講義1「ひきこもりQOL向上へ」
講師:丸山康彦
不登校のため7年かけて高校を卒業。大学卒業後、高校講師、ひきこもりを経て個人事務所を開設し、青少年支援の研修と活動ののち2001年に相談機関「ヒューマン・スタジオ」を設立。業務のひとつとして2年目から執筆しているメールマガジンの内容をベースにした相談と家族会などを通じ、不登校・ひきこもり等への多様な援助を実践している。著書に『不登校・ひきこもりが終わるとき』(ライフサポート社)がある。
講義2:「私のひきこもり体験から」
講師:M・Y(当事者)
2限目:グループセッション『「困った!」「できない!」とその解決は?』
ファシリテーターの話と進行によるテーマに沿った対話
3限目:グループごとの報告・全体対話・・・・今後につなげるためのニーズや解決案の共有
※(2限目以降、見学席もご用意します)
主催:NPO法人全国引きこもりKHJ親の会(家族会連合会)
共催:KHJ神奈川県「虹の会」
協力:ひきこもりフューチャーセッション庵-IORI-
お問い合わせ KHJ本部info@khj-h.com TEL:03-5944-5250
※都合により内容などが変更になる場合があります。