12月19日(土)に、東京でひきこもり大学を開催しました。
ひきこもり当事者の社会参加を支える枠組み作り
ひきこもり大学 KHJ全国キャラバン2015
2010年度の内閣府による調査で「ひきこもり」は全国で推計70万人と発表され、有効な解決策も見いだせないまま長期化や高年齢化が懸念されています。
私たちKHJ家族会は、1999年の結成以来、外出できない当事者に代わり家族がつながることで当事者や家族の孤立を防ぐ努力を重ねてきましたが、ともすれば親としての思いが先に立ってしまい、当事者が望む支援とのズレが生じてしまうこともありました。
一方近年になって、様々な参加者が集まり対話する場「フューチャーセッション」や、ひきこもっていた人がその経験から得られた知恵などを講義する「ひきこもり大学」など、当事者が主体となる新しい動きが各地で生まれています。
この度、関東で対話の場を開いているグループと、関西で当事者主体の活動をしているNPOの協力を得て、ひきこもり大学を全国で開催します。家族が 当事者や一般の方との対話をする中で、当事者の側に立った新しい支援を共に考えていきたいと思っています。ぜひご参加ください。
※フューチャーセッション庵IORIとは 、「ひきこもりが問題でない社会」の実現を目指し、多様な立場の人たちが集まる対話の場。2012年から東京都内にて隔月で開催されています。
日時:12月19日(土)13:30~16:45(受付開始13:15~)
会場:豊島区立生活産業プラザ 3階大会議室(東京都豊島区東池袋1-20-15)
定員:150名(申込必要)
参加費:一般・当事者500円
司会進行:加藤順子(ジャーナリスト)
1限目:特別ゲストスピーチ
講義1「ひきこもり大学とは・・」
講師:トラさん(ひきこもり大学発案者)
2限目:家族学部家族関係再構築学科
テーマ:当事者発家族関係再構築について
講師:大橋史信
プロフィール:1980年5月 東京文京区生まれ (35歳)。自身のことを『いじめ、不登校、家族との確執、障碍、ひきこもり』の五冠王と語る。現在は、自身が軽度精神遅滞(軽度知的障碍)付 大人の発達障碍当事者として、今までの様々な社会体験を活かしながら、様々な困難、しんどさ、生きずらさを抱えた子ども・若者の教育・就労等のサポート、ご家族相談をピアの視点で行っている。
主な活動:地域若者サポートステーションさいたま 相談員・NPO法人 楽の会リーラ・就労支援移行施設 ラルゴ神楽坂
申込方法:12月19日(土)午前9時までにお名前(ハンドルネーム可)を下記メールアドレスまでお送りください。(ドタキャン・ドタ参・遅刻早退可、ただし定員超えた場合は、「事前申込された方」を優先させていただきます)
申込専用アドレス:hikidaitokyou20151219@gmail.com
主催:NPO法人全国引きこもりKHJ親の会(家族会連合会)
共催:NPO法人楽の会リーラ、KHJ西東京「萌の会」
協力:ひきこもりフューチャーセッション庵 -IORI-
お問い合わせ:NPO法人楽の会リーラ(担当 大橋)
TEL:080-6539-1304