5月9日(土)に、岐阜でひきこもり大学を開催しました。
ひきこもり当事者の社会参加を支える枠組み作り
ひきこもり大学 KHJ全国キャラバン2015
2010年度の内閣府による調査で「ひきこもり」は全国で推計70万人と発表され、有効な解決策も見いだせないまま長期化や高年齢化が懸念されています。
私たちKHJ家族会は、1999年の結成以来、外出できない当事者に代わり家族がつながることで当事者や家族の孤立を防ぐ努力を重ねてきましたが、ともすれば親としての思いが先に立ってしまい、当事者が望む支援とのズレが生じてしまうこともありました。
一方近年になって、様々な参加者が集まり対話する場「フューチャーセッション」や、ひきこもっていた人がその経験から得られた知恵などを講義する「ひきこもり大学」など、当事者が主体となる新しい動きが各地で生まれています。
この度、関西で当事者主体の活動をしているNPOの協力を得て、ひきこもり大学と対話の場を全国で開催します。家族が当事者や一般の方との対話をする中で、当事者の側に立った新しい支援を共に考えていきたいと思っています。ぜひご参加ください。
日時:2015年5月9日(土)14:00~16:30(受付開始13:30~)
会場:ハートフルスクエアーG 2F 研修室50(岐阜市橋本町1-10-23)
対象:若者の社会参加に関心がある方、ひきこもり当事者・経験者、家族、支援者など
定員:50名(申込者優先で、当日参加も可能です)
参加費:1,000円(当事者・経験者500円・支払いが難しい方はご相談ください)
内容
1限目:ひきこもり大学 コミュニケーション学部
テーマ:「ダイアローグ(対話)」―ひきこもり同士が語り合う意味―
講師:NPO法人わかもの国際支援協会 理事 横山泰三さん
プロフィール:15歳で不登校、ひきこもりを経験。インターネット上で知り合ったひきこもり同士で自助グループを立ち上げる。在宅などのテレワークを使った仕事の仕組み作りを確立、現在は農業とインターネットの組み合わせによる新しい生き方を模索している。
進行:NPO法人グローバル・シップスこうべ 理事 森下徹さん
2限目:参加者がグループに分かれての対話(見学席もご用意しています)
3限目:それぞれのグループからの発表と共有
主催:NPO法人全国引きこもりKHJ親の会(家族会連合会)
共催:KHJ岐阜県「鵜の会」
協力:NPO法人わかもの国際支援協会、NPO法人グローバル・シップスこうべ
申し込み・お問い合わせなどは、キャラバン専用メールアドレスinfo@khj-h.comか、お電話(090-6585-5770鈴木)まで。
お申し込み時には、参加会場(岐阜)、お名前(ニックネーム可能)と読みがな、連絡先(電話番号かメールアドレス)、ご住所(市町まで)、人数、お立場(当事者・経験者、家族、支援者、一般)をご連絡ください。
Facebookイベントページからでも可能です。
※都合により内容等が変更になる場合があります。