1月10日(木)に東京でひきこもり問題の理解促進と支援力向上のための研修会「後期基礎編」を開催しました。
『ひきこもり問題の理解促進と支援力向上のための研修会』平成30年度 後期基礎編:開催要項 申し込み締め切り延長
ここ最近「8050問題」に代表されるひきこもりの長期高年齢化について、多くの自治体や関係機関からその対応についての課題等が当会に寄せられております。その殆どが、ひきこもりの問題が複雑に絡み合い、緊急性を伴うものが少なくありません。
その一方で、ひきこもりの相談にあたっての専門知識や支援策を習得する機会は、まだ充分とはいえません。当会では、前期基礎編・実践編として支援者向けの研修会を実施して参りました。
前期基礎編では、ひきこもり者や家族への対応・家族支援という観点、アセスメント(見立て)での留意点の研修を実施しました。更に実践編として、参加者から事例を提出して頂いてスーパーバイズ方式で、ひきこもり支援の具体支援策を検討して参りました。
前期の研修参加者からは、このような機会のより一層の充実を求められております。
今回は参加者からの要望を踏まえ、ひきこもり支援で最も大切な総論的な講義、またひきこもり者の取材に長く関わっているジャーナリスト、ひきこもり当事者をお招きして、当事者が望む支援について学ぶ機会とします。更に、これらを踏まえたひきこもり家庭へのアセスメントや訪問の留意点の科目も設けております。
ひきこもり者が求める支援・支援者に求められる支援につきまして、本研修会が今後の実践的理解を深めていただく機会となれば幸いです。
1.開催日時 平成31年1月10日(木)10:00~16:20(受付は9:30より)
2.研修内容
№ | 研修時間 | 研修科目 |
1 | 10:00~11:30 | ひきこもりと社会の変動、その支援・対応を考える ~ひきこもり支援対応の歴史と社会の変化、支援の到達段階~ |
11:30~12:30 | ≪昼休憩 60分≫ | |
2 | 12:30~13:20 | ひきこもり本人・家族の現状と理解 ~ひきこもり取材を通しての現状、今何が求められているか~ |
13:30~14:20 | ひきこもり本人からの声 ~ひきこもり本人が支援者に望む「ひきこもり支援」とは何か~ |
|
14:20~14:40 | ≪休憩 20分≫ | |
3 | 14:40~16:20 | ひきこもり相談・支援におけるアセスメントと訪問の留意点 ~多角的かつ多様な視点からのアセスメントを理解する~ |
3.研修会場「港区勤労福祉会館 第一洋室」(東京都港区芝5丁目18-2)
JR京浜東北線「田町」駅 三田口(西口) 徒歩5分
都営地下鉄浅草線・三田線「三田」駅 A7番出口を出てすぐ左隣
4.参加対象 ひきこもり支援に携わる方、ひきこもり支援に関心のある方(定員:70名)
※今回は「基礎編」として新たに相談・支援員として活動される方や、ひきこもりの相談に適切に対応したいと希望する方向けの内容となっております。
5.参加費 10,000円
6.研修講師
研修科目 | 講 師 名 |
ひきこもりと社会の変動、その支援・対応を考える | 中垣内 正和 先生(精神科医・KHJ共同代表) ながおか心のクリニック ひきこもり外来院長 日本精神神経学会会員・専門医・指導医、日本不安症学会評議員 代表論文「ひきこもり外来の実践」 |
ひきこもり本人・家族の現状と理解 | 池上 正樹 氏(ジャーナリスト) 通信社退職後、フリーに。ひきこもり等の取材に20年携わる。 代表著書「ドキュメント ひきこもり」(宝島新書) 最新著書「レールから外れた人たち」(集英社新書) |
ひきこもり本人からの声 | ぼそっと池井多 氏 ひきこもり30余年。当事者発信のための「VOSOT(ぼそっとプロジェクト)」、ひきこもりの高齢化を考える「ひ老会」、「患者の立場から精神医療を考える会」などを主宰。ひきこもり当事者発信メディア「ひきポス」記者。 |
ひきこもり相談・支援におけるアセスメントと訪問の留意点 | 鈴木 美登里 氏(社会福祉士) 名古屋市仕事暮らし・自立サポートセンター大曽根 支援員 KHJ名古屋オレンジの会理事 ひきこもり家庭への訪問経験や相談実績多数 |
=お申込み方法=
参加をご希望の際は、 下記の項目をご記入のうえ「メール」または「官製の往復ハガキ」のいずれかで、お申し込みください。
(1)お名前(ふりがな) (2)ご所属 (3)郵便番号・住所 (4)電話番号 (5)参加人数
※複数名の参加を希望される場合は、ご一緒に参加する方のお名前もお書き添えください。
【メールによるお申し込み】
kensyuu@khj-h.com「KHJ ひきこもり支援研修(基礎編)」係
※メールにて「参加費振込案内」をご返信いたします。
【官製の往復ハガキによるお申し込み】
(1) 往信面の表面に「170-0002 東京都豊島区巣鴨3-16-12-301
KHJ 全国ひきこもり家族会連合会 研修係」とご記入ください
(2)往信面の裏面に(1)~(5)の項目をご記入ください
(3) 返信面の表面に、返信先のご住所と宛名をご記入ください
(4) 返信面の裏面には何も記入しないでください
※返信面に「参加費振込案内」を記載してご返送いたします。
【申込締切】平成30年12月28日(金)※ハガキによる申込みは必着
但し、定員(80名)に達し次第、お申込みを締め切らせていただきます。
個人情報は適切に管理し、研修事業のみに使用いたします。
定員に余裕がありますので、申込締切を延長しております。メールでお申込みください。
=お問い合わせ=
特定非営利活動法人 KHJ 全国ひきこもり家族会連合会
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨 3-16-12-301
Tel: 03-5944-5250 Fax: 03-5944-5290
E-mail: info@khj-h.com Homepage: http://www.khj-h.com